画期的な機能を備え、世界を驚かせることとなるM3 が登場したのは1954年。 しかしながら、ライツは56年まで IIIf を販売し続け、その後さらに新型機 IIIg を発売する。 バルナックタイプに慣れ親しんだユーザーへの対応のためと言えば聞こえはいいが、 営業サイドからの突き上げが相当あったことは想像に難くない。 そうした大人の事情もあって、Summaron 3.5cm F3.5 E39 のスクリューマウントは製造された。 であれば、Ic よりもこちらの方が時代的にはピッタリだ。 Leica IIIg 数年前まで、特殊用途の限定品や数が出なかった珍品を除けば、金満ライカの最たるものがこの IIIg だった。 ライカビット、スクリューの8枚玉、SBLOO の組み合わせは、コスパ的に意味不明なほど高額だった。 デジタル全盛の昨今では、かなりお手頃な価格で手に入れることができる。 これは幸せなことなのであろうか、不幸なことなのであろうか?
by kurobei-LEICA
| 2012-10-27 17:30
| leica
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